子どもの運動能力って低下しているの??その2

みなさんこんにちは~!
アウトドアコーディネーショントレーナーとして、
日々子どもたちとアウトドアを楽しんでいるナッツです!
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前回は子どもの運動能力が低下しているデータと
その中でもスーパースターが誕生していることについてお伝えしましたが、
なぜ?そんなことが起こってしまうかについて。
答えは、
ドイツの教育学者クルト・マイネル教授の言葉と子ども現在の生活環境にありました。
教授いわく
「人間の運動の習得や発達は、環境(人的、動的)との積極的な交流の中で生まれる」とあります。
つまり、
乳児のハイハイからはじまり、立ち上がって様々に動きだし、中学生にあがるまでの過程で、
適切な環境刺激を与えたか、与えていないかによって、
運動能力の伸びが違ってくるのです。
おそらく、今の若いスーパースターたちは、
親や生まれついた境遇などの環境によって、
幼児期から中学生にあがるまでに様々な良い刺激を受けていたため、
世界で一番の技術を身につけたのだろうと思われます。
※ちなみに、現在活躍している競技だけに絞って英才教育されていた例はほとんどないようです。
書籍「天才を作る親たちのルール」吉井妙子著 にも、
大谷翔平さんなどの親御さんが登場し、
我が子に適切な環境を与えていたことがうかがえます。
また、
現在の子どもたちの生活は、
1980年ころから急激に変わってきました。
1970年ころから家庭にテレビが普及し始め、
1980年頃からテレビゲームがブームとなり、
以降都市部にはビルが乱立し、
子どもたちの家庭内環境の変化と外での遊び場がどんどん失われていきました。
その反面、
経済的に豊かになって、
少子化によって子どもたちにお金をかけられるようになり、
その結果、
塾などの習い事に多くの子どもたちが通うようになり、
野外で遊ぶ仲間と時間が激減していきました。
以上のように、
時代の流れが(私たち大人が)子どもたちの環境を変え、
運動がそこそこできる子を減らしてしまい、
その結果が、前回Blogでご紹介した「運動能力の低下:という結果を生み出したようです。
やはり、子どもたちの将来を考えた場合、
時代背景をふまえ、
「大人が、その子どもにあった適切な環境を用意することが、とても大事だな」と、あらためて感じます。
あとは、
我が子が「何が得意で?」「何に夢中に取り組めるのか?」を俯瞰(ふかん)してみるのが必要なのかもしれませんね。
みなさまの身近にいる子どもたちはいかがでしょうか??
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■WEB:www.123outdoors.com
■ナッツのプロフィール
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妻と3人(小・1小3・小5)の子どもを持つ5人家族のアクティブパパ。
子どもやファミリーを対象に、リゾート施設や行政などと協働し、
各地の体験施設の立ち上げや体験事業をプロデュース。
海のカヤックから冬のスキーまで海から山まであらゆるフィールドをカバー。
本格的でリアリティのあるアウトドア体験事業を得意とする。
100kmの川下りや本格的な釣り体験など
自身が手掛けた企画による体験者は、のべ5万人以上。 
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■アウトドアトータルバランストレーナーとは?
アウトドア活動における心理的、身体的ストレスを減らし、人間の持つ運動能力を向上させ、
アクティビティを楽しむポジティブマインドを引き出す専門家

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